体験学習(山口高等学校)を実施

2016(平成28)年8月7日(日)13:30~16:30において、山口県立山口高等学校の理数科2年生(10名)を対象とした体験実習を本学井上研究室で実施しました。実習のタイトルは「GreefootによるJavaプログラミング」です。本実習の目的は、GreenfootによるJavaプログラミングを通して、オブジェクト指向を体験することです。オブジェクト指向とは、ソフトウェアをオブジェクトの集まりとして構成し、それらがメッセージによって協力し合ってプログラムを動かすという考え方で、現在のソフトウェア開発の主流な開発技法の一つとなっております。本実習では、以下の3部構成で実施しました。

  • GreenfootによるJavaプログラミングを体験してみよう (1時限:13:30~14:20)
  • Greenfootによる森林火災シミュレーションの作成 (2時限:14:30~15:20)
  • 演習問題 (3時限:15:30~16:20)

全ての生徒さんが本実習に意欲的に取組んでおりました。また、理解力も高く、演習問題で課した森林火災シミュレーションにおける風向き変更の課題は難なくクリアし、工夫が必要な水コーティングされた木を追加配置された森林火災シミュレーションにも挑戦している生徒さんもおりました。今後の活躍が期待できる生徒さん達でした。

 

体験学習(下関中等教育学校)の実施

7月6日(水)10:00~12:00に井上研究室において、下関中等教育学校の2年生1名に対して、体験学習を実施しました。本体験学習は、同校の「海峡学」における一部として実施されるもので、海峡学は本年度が初年度となる新しい取組です。本研究室の体験学習のテーマは地理情報システム(GIS)の活用です。

参加生徒には、事前に、自動販売機の災害時における活用方法について調べてもらうだけでなく、同校所在地の下関市において中心街に当たる下関駅周辺の地図(事前配布)上に自動販売機の位置をマークしてきてもらいました。

当日の実習では、まず、電子地図(Open Street Map(OSM))上に、自動販売機の位置を追加した独自の電子地図を作成してもらいました。

自動販売機を追加した下関駅周辺のOpenStreetMap

次に、航空写真の情報をトレースした同校の電子地図を作成してもらいました。

生徒が作成した下関中等教育学校のOSM

作業の手際の良さだけでなく、課題に対する意識も高い生徒さんで、意欲的に本実習に取組んでおりました。今後の活躍に期待したいと思います。

小野田高校での出前講義

山口県立小野田高等学校の2年生(19名)を対象として、進路ガイダンスにおいて「模擬講義(工学)-人工知能プログラムの基礎-」を実施しました。

人工知能プログラムは、問題を解くための手続きが確立されていない問題を、人間が行うように試行錯誤的に解くものです。これらのプログラムは、最初の状態とゴールの状態を設定して、ルールを繰り返し適用することによって解を見つけていきます。

本講義では、水差し問題を取り上げ、人工知能プログラムを実現するために必要となる基礎的な知識について説明しました。

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