住吉神社のマッピングパーティを実施

住吉神社のマッピングパーティ(平成28年12月18日(日)、山陽小野田市東住吉町)を実施しました。主な参加者は、本学地域GIS活動の参加メンバーです。

今回のマッピングパーティは江汐公園マッピングパーティに続く2回目で、本学地域GIS活動の参加メンバーが山陽小野田市観光検定ガイドブックに記載の観光情報の中から最も興味のある場所として住吉神社を選びました。

同ガイドブックによると、”住吉神社は笠井家が萩から小野田に移住するにあたり、明治32年(1899)萩の住吉神社から勧請し、小野田セメント株式会社の鎮守社として建立されました”とのことです。

参加した学生達は、クリップボードに挟んだ地図上に、鳥居、案内板、灯籠、手水、狛犬、セメント樽の記念碑、本殿等、の位置を次々とペンでマークしていきました。紅葉している木や木の枝の隙間から射してくる陽の光など趣がありました。

本殿から離れた場所に山陽小野田市の礎を築いた笠井順八翁のセメント像があり、本学の学生が山陽小野田市の歴史に触れる機会ともなりました。

江汐公園のマッピングパーティを開催

江汐公園のマッピングパーティ(平成28年11月12日(土)、山陽小野田市)をやまぐちGISひろば(共催)・山陽小野田市観光課(協力)で開催しました。

全参加者数は18名で、内訳は、本学が学生6名(電気工学科1年生5名、3年生1名)と教員3名、やまぐちGISひろば関係者が7名、山陽小野田市観光課が2名です。

マッピングパーティはある特定のテーマに沿って街歩きを行い、収集した情報を元にしてインターネット上に公開された自由に編集できる地図(オープンストリートマップ)を作成する試みです。今回のテーマは公園マップの作成で、冒険の森という遊具のあるエリアを対象にしてマッピングパーティを開催しました。

参加した学生達は、クリップボードに挟んだ地図上にベンチ、展望台、遊具(滑り台、ブランコ、等)、水のみ場等の施設の位置を次々とペンでマークしていきました。本学内にいるだけでは体験できない地域の姿を直接肌で感じ取ったようです。

本学では、地域の姿を知り地域課題を発掘する試みの1つとして地域GIS活動を行っております。マッピングパーティはそのための有効な手法と考えており、今後もこうした活動を続けてきたいと考えております。

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マッピングパーティの様子

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地図編集作業の様子

LINK topos(全国公立大学学生大会)に本研究室の学生が参加・発表

LINK topos 2016(全国公立大学学生大会)(平成28年10月8日(土)~10日(月・祝)、北九州市立大学ほか)に本研究室の卒業研究生(倉持 宣行君)が本学代表学生として参加・発表いたしました。

LINK topos(全国公立大学学生大会)の開催概要によると、平成25年度より、「学生のまなざしを大学・地域に活かし、地域の課題解決と未来創造に貢献する」べく、「公立大学学生ネットワーク」が形成され、彼らの自主的な企画・運営による「LINK topos(全国公立大学学生大会)」が、公立大学学長会議と日程を合わせて開催されるようになったとのことです。

学生と学長との交流会では、倉持君が卒業研究で行っている取り組み「デマンド型交通における巡回経路探索」についてポスター発表し、好評であったとのことです。

3年生後期配属が行われました

山陽小野田市立山口東京理科大学工学部電気工学科では、学科基準を満たす3年生に対して、3年後期配属を実施しております。本年度は、平成28年9月30日に、本研究室に3名の3年生が配属されました。基準を満たさなかったチューター担当の3年生(3名)とともに、進路支援を中心に指導を行います。

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現在のメンバー

日本応用数理学会2016年度年会に参加・発表

日本応用数理学会2016年度年会(平成28年9月12日(月)~14日(水)、北九州国際会議場)に参加・発表いたしました。発表タイトルは、「カオス尺度からリアプノフ指数への変換の可能性」です。

力学系のカオスの定量化にはリアプノフ指数がよく用いられますが、リアプノフ指数を厳密に計算できるのは、力学系の方程式が微分方程式や差分方程式で与えられているときに限られます。そこで、本著者等は、情報理論の観点から導入されたカオスを測る指標であるカオス尺度を用いて、力学系のカオスを定量化する試みを行ってきました。

今回の発表では、一般化シフト写像という一様なカオスを生成する写像を通して、カオス尺度からリアプノフ指数への変換式を導出し、ロジスティック写像に代表される間欠性のあるカオスを示す写像への適用が可能かどうかを検討しました。

結論としては、一様なカオスにおける変換式を間欠性のあるカオスへの適用は困難との否定的な結果でしたが、本講演後に、奥富先生(東芝情報システム)より、カオス尺度の領域分割の仕方をKSエントロピーベースの領域分割の仕方に合わせることで、間欠性のあるカオス写像(ロジスティック写像)であってもカオス尺度からリアプノフ指数への変換が可能であるとのアドバイスをいただきました。系の情報が時系列しか得られない場合は領域分割の仕方を等分割ベースで設定せざるを得ないとは考えておりますが、何らかの工夫を試みてみたいと考えております。

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予稿集原稿

 

第55回 実函数論・函数解析学合同シンポジウムに参加・発表

第55回 実函数論・函数解析学合同シンポジウム(平成28年9月1日~3日、首都大学東京)に参加・発表いたしました。発表タイトルは、「量子ゼノ効果に関連した量子系の時間発展」です。

量子ゼノ効果は、概連続観測の下では量子系の時間発展が抑制されるという効果と関連しており、本発表では、この抑制の記述に関して、2つの可能性について言及し、その内、その一つの可能性について議論した結果報告です。内容は、以下の論文に基づいております。

K.-H. Fichtner and K. Inoue,
Time evolution of quantum systems related to the quantum Zeno scheme,
International Journal of Pure and Applied Mathematics,
Vol.4, No.1 (2015), 115-126.

 

 

体験学習(山口高等学校)を実施

2016(平成28)年8月7日(日)13:30~16:30において、山口県立山口高等学校の理数科2年生(10名)を対象とした体験実習を本学井上研究室で実施しました。実習のタイトルは「GreefootによるJavaプログラミング」です。本実習の目的は、GreenfootによるJavaプログラミングを通して、オブジェクト指向を体験することです。オブジェクト指向とは、ソフトウェアをオブジェクトの集まりとして構成し、それらがメッセージによって協力し合ってプログラムを動かすという考え方で、現在のソフトウェア開発の主流な開発技法の一つとなっております。本実習では、以下の3部構成で実施しました。

  • GreenfootによるJavaプログラミングを体験してみよう (1時限:13:30~14:20)
  • Greenfootによる森林火災シミュレーションの作成 (2時限:14:30~15:20)
  • 演習問題 (3時限:15:30~16:20)

全ての生徒さんが本実習に意欲的に取組んでおりました。また、理解力も高く、演習問題で課した森林火災シミュレーションにおける風向き変更の課題は難なくクリアし、工夫が必要な水コーティングされた木を追加配置された森林火災シミュレーションにも挑戦している生徒さんもおりました。今後の活躍が期待できる生徒さん達でした。

 

オープンキャンパス(研究・実験体験)を実施

2016年(平成28年)7月30日(土)~31日(日)の2日間に渡って、本学のオープンキャンパスを実施しました。本研究室からは、本学電気工学科の研究・実験体験コーナーにブースを出展しました。出展タイトルは、「Javaによるアプリケーション開発」でGreenfootというjavaの教育開発環境を用いて、視覚的なjavaプログラミングを体験していただきました。大学受験を控えた高校生やその保証人の方、近隣の方や小さいお子さんなど多数ご来場いただきましてありがとうございました。

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第18回レーザーカオス委員会研究会に参加・発表

第18回レーザー学会技術専門委員会「レーザーのカオス・ノイズ・ダイナミクスとその応用」(平成28年7月19日、日亜化学工業株式会社 横浜技術研究所)に参加・発表いたしました。発表タイトルは、「カオス尺度によるレーザーカオス時系列データのカオス解析」です。

安定的なTHz波を安価に発生するためにレーザーカオス光を光伝導アンテナの励起光源として用いるといった研究を桒島氏(福井工業大学准教授)が行っております。本研究室では、桒島氏よりレーザーカオス光に関する時系列データの提供を受けており、戻り光を加えることでカオスの強度がどの程度増加するかをカオス尺度により解析することを試みました。

すべての実験結果において、戻り光を加えた効果によりカオス尺度の値が増加しており、
この増加分が戻り光を加えることで新たに発生したカオスの強度を示していると考えております。第18回レーザーカオス委員会研究会プログラム