日本応用数理学会環瀬戸内応用数理研究部会第20回シンポジウム(平成29年1月12日(木)、広島県呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム) 会議室・研修室)に参加・発表いたしました。本研究室からの以下の2件の発表を行いました。
1件目の発表タイトルは「レーザーカオス光のカオス尺度による評価」です。桒島准教授(福井工業大学工学部)との共同研究の内容です。カオス尺度は情報理論の視点から導入されたカオスを定量化する指標です。本発表では、有用性が知られているテラヘルツ波の発生実験で用いられているレーザーカオス光のカオス尺度による評価を試みました。
2件目の発表タイトルは「新人看護師のストレス要因分析に関する一考察」です。谷岡教授(徳島大学大学院医歯薬学研究部)のグループとの共同研究の内容です。看護職員の不足の要因の一つとされるのが離職率の高さであり、新人看護師の早期離職の実態調査が行われています。本発表では、新人看護師の集団が就職後に付加されたと考えられるストレス量を条件付きエントロピーを用いて定量化することを試みました。